家族の転倒事故をきっかけに、私は転倒予防の重要性を痛感しました。母や祖母のように、転倒が原因で人生の終焉を迎える人を一人でも減らしたい――そんな思いから、私は柔道整復師の資格を取得し、転倒予防指導士となりました。
さらに、41歳のときに出会った「よさこい」が私の人生を大きく変えました。鬱々としていた時期に、ふと目にしたポスターがきっかけで踊りを始め、その経験が「身体を動かすことの大切さ」を実感させてくれたのです。
こうした経験をもとに、生まれ育った地元で運動施設として「ビゴラス80」と、市民の居場所(コミュニティ)として「柏健康ソーラン倶楽部」を立ち上げ、転倒予防の啓発活動を続けています。転倒予防のエビデンスのあるパワープレートを使ったトレーニングと、よさこいを取り入れた楽しい運動を通じて、高齢者の健康寿命を延ばし、転倒事故を防ぐことが私の使命です。
家族の想いを未来へつなぎ、誰もが安心して元気に暮らせる社会を目指して、これからも活動を続けていきます。