こんにちは。
つい数日前はTシャツ一枚で過ごせる気温だったのが、今日は2か月くらい?逆戻りしたような肌寒い気温で、我が家では猫が寒くて膝の上に乗ってくるので暖房を入れてしまいました。
今回は、季節の変わり目に多くの人が悩まされる「寒暖差疲労」についてお話ししたいと思います。
寒暖差疲労とは、気温の変化に体がついていかない状態で、自律神経が乱れて疲労が蓄積されることを言います。寒暖差疲労になると、頭痛やめまい、肩こり、冷え、食欲不振、イライラなどの様々な不調を引き起こします。
では、なぜ寒暖差疲労になってしまうのでしょうか?その原因と対策を見ていきましょう。
【 寒暖差疲労の原因】
寒暖差疲労の原因は、大きく分けて2つあります。
・外気温と室温との差
・日中と夜間との差
外気温と室温との差は、冷房や暖房の設備が発達した現代社会では避けられません。外出時や移動時には、気温の変化に合わせて体温調節をする必要があります。しかし、そのために自律神経が過剰に働き、エネルギーを消費してしまいます。その結果、体に疲労が蓄積されるのです。
日中と夜間との差は、季節の変わり目に特に大きくなります。春や秋は日中は暑くても夜は冷え込むことが多く、気温差が7度以上あることも珍しくありません。このような場合も、体温調節に自律神経が必要以上に働きます。また、気温の変化によって血圧や血糖値なども変動しやすくなります。これらも体への負担となります。
【寒暖差疲労の対策】
寒暖差疲労を防ぐためには、以下のような対策を心がけましょう。
・温度差を小さくする
・バランスの良い食事をする
・良質な睡眠を取る
・適度な運動をする
・体を温める
室外と室内との気温差による自律神経の乱れを防ぐためには、温度差を小さくすることが大切です。例えば、外出時や移動時は重ね着や上着で体温調節をしましょう。室内ではエアコンで快適な温度(18~25度)に保ちましょう。また、室温が頻繁に変わることも寒暖差疲労につながるので、一定の室温を保つよう意識することも必要です。
次に、バランスの良い食事をすることも寒暖差疲労の予防に役立ちます。食事は体温調節に必要なエネルギーを供給するだけでなく、自律神経のバランスを整える効果もあります。特に、体を温める食材や栄養素を積極的に摂ることがおすすめです。例えば、生姜や唐辛子などの香辛料、ビタミンB群や鉄分などのミネラルが豊富な食材です。また、水分補給も忘れずに行いましょう。
さらに、良質な睡眠を取ることも寒暖差疲労の予防に重要です。睡眠中は体温が下がりますが、これは自律神経がリラックスモードに入っている証拠です。睡眠不足や不規則な生活は自律神経のリズムを乱し、寒暖差疲労を引き起こしやすくします。睡眠は7時間程度を目安にとりましょう。また、寝る前はスマホやパソコンなどの明るい画面を見ないようにしましょう。
最後に、適度な運動をすることも寒暖差疲労の予防に有効です。運動は血行を促進し、体温調節能力を高めます。また、運動は自律神経の働きを整える効果もあります。運動といっても激しいものでなくても構いません。ウォーキングやストレッチなどの軽い運動でも十分です。日常生活の中に運動習慣を取り入れましょう。
以上が寒暖差疲労についての解説と予防法です。
寒暖差疲労は季節の変わり目だけでなく、1年中起こり得る現象です。日々の生活習慣や食事、睡眠などに気を付けて、自律神経のバランスを保ちましょう。
寒暖差疲労に負けない健康的な身体を目指してください。