たかが転倒?
転倒と聞いてみなさんはどうイメージしますか?
転倒=転ぶ くらいでしょうか?
辞書で調べると「転ぶこと」「ひっくり返ること」とあります。
そのまんまです^_^
でもその「転倒」にはもっと重大な意味合いが含まれています。
それは歳を重ねるにつれてどんどん大きな意味となってきます。
今日は母の命日です。
なのでどうしても「転倒」について伝えたいので、
このタイトルで書かせていただきます。
私が今の仕事を始めるきっかけとなったのが母の死です。
母は転倒し大腿骨を骨折しました。
手術をしましたが、その一週間後に亡くなりました。
不慮の事故で亡くなる方のうち、転倒して亡くなる方は交通事故で亡くなる方より多くなり、
最新の平成29年の厚生労働省の人口動態調査によると、なんと窒息を抜いて死因の1位になってしまいました。
【たかが転倒ではないのです!】
男女比でいうと、女性のほうが多いです。
女性は男性より骨粗鬆症になりやすく、すなわち骨折しやすいのです。
高齢者の転倒骨折は予後不良で、なんらかの介助または介護が必要となります。
高齢者の転倒骨折は良くて要介護、最悪は死に至るのです。
母のような転倒で亡くなる人を1人でも減らせるよう、今の仕事を始めました!
日本は長寿国ですが、女性の場合、最後まで介護なく元気で自立して生活できる健康寿命は平均寿命より12歳も短いです。
まずは転倒しにくいからだづくりと、住環境を整えて、人生を最後まで生き生きとしたものにしてもらいたいです。
転倒骨折する人を1人でも減らすことが私の使命です。
これを読んでいただいている方のお母様やお祖母様へこの話を伝えていただいて、
転ばないよう気をつけていただけたら嬉しいです。